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歯周病

― PERIODONTAL ―

歯科衛生士担当制で些細な変化も見逃さない
歯周病治療と予防ケア

患者さまごとに専任の歯科衛生士がつくので、しっかりと時間をとって、落ち着いた雰囲気の中で診療を受けることができます。
検査結果やお口の情報は、説明用のツールを使って数値化・イラスト化することで、専門知識がなくても十分理解できるよう工夫しています。早口にならないよう、ゆっくり丁寧にお話することを心がけていますが、わからないことがあれば気軽にお声がけください。
すべての治療が教科書通りにいくわけではありません。患者さまお一人お一人にとっての「ベストな治療」ができるよう、また、可能な限り患者さまのご希望を優先した治療・予防に努めています。

歯科衛生士担当制のメリット

患者さまお一人につき、一人の歯科衛生士が固定で診療する「担当制」を導入しています。
毎回、同じ歯科衛生士が継続してお口の状態をチェックしていくので、些細な変化も見逃しません。症状の進行度などを的確に判断することができます。
また、患者さまの生活環境やライフスタイルをお伺いすることで、「オーダーメイドのセルフケア」の提案が可能です。同じ歯科衛生士のため、「普段と違う人になると緊張してしまう」といった心配もなく、安心して相談ができ、和やかな雰囲気で治療を受けられることもメリットです。

口腔内カメラとデンタルXでお口の中を「見える化」

歯や歯ぐきの状態を実際に目で確かめていただけるよう、「口腔内カメラ」を導入しております。お口の中を明るく照らして撮影し、奥の細部まで、モニターに大きく映してしっかりとご覧いただけます。治療前後の比較を写真で行うことで、治療に対する納得や安心感が大きくなります。

「デンタルX」は、治療内容や検査結果を数値やイラストでわかりやすく解説した説明用ツールです。聞き慣れない歯科用語など、口頭だけではわかりにくい内容も、デンタルXを使うことで理解が深まります。患者さま目線でのお困りごとや不安の解消を重視し、寄り添った診療を提供いたします。

歯周病の進行と治療

歯周病は日本人の8割が罹患している国民病といわれ、進行すると歯を失う恐れのある病気です。
また、「糖尿病」「心疾患」「誤嚥性肺炎」などの全身疾患を引き起こす場合もあります。初期症状があまりなく、気づいた頃には症状がかなり進行してしまっていることも少なくありません。
重症化を回避するためにも、適切なセルフケアと定期的なプロケアの両立で予防していきましょう。

1

健康な歯ぐき

歯ぐきや顎の骨で、歯がしっかりと支えられている状態です。
歯ぐきはピンク色で引き締まり、歯と歯の間に過度な隙間がありません。
治療の必要はないですが、加齢による歯ぐきの退縮などを防ぐため、定期的に歯科医院に通いクリーニングを受けましょう。

2

歯肉炎

歯周病になる手前の段階です。歯ぐきが赤くなり、歯磨きをすると出血することがあります。歯周ポケットは2〜3mmの深さで、痛みなどの症状はほとんどありません。
歯科医院で専門的なクリーニングを受け、プラークを除去して炎症を抑えていきます。約1ヶ月程度で、健康な歯ぐきに戻る可能性が十分にあります。

3

歯周炎(軽度)

歯肉炎が進行すると、歯ぐきが赤く腫れて出血も多くなります。歯周ポケットは3~5mmと深くなり、顎の骨も徐々に溶かされて、歯がグラつく感じも出てきます。
スケーリングやルートプレーニングと呼ばれる、歯ぐきの奥深くの歯石を取り除く治療を行い、ご自宅では適切なセルフケアを続けていきます。

4

歯周炎(中等度)

歯周炎がさらに進行し、顎の骨は半分近くまで溶けた状態です。歯周ポケットは4~7mmになり、歯ぐきはブヨブヨと腫れぼったくなります。
また、口臭もきつくなり、人から指摘されることも。まずは、歯科医院でプロのクリーニングを受け、改善が見込めない場合は歯ぐきを切り開き、強固に付着した歯石を取り除くフラッフ手術を行います。

5

歯周炎(重度)

重度の歯周炎では、歯ぐきは真っ赤に腫れあがり、膿もでます。顎の骨はほとんど溶かされてしまうため、食事に支障をきたすほど歯が動きます。治療は基本的に、スケーリング・ルートプレーニング、フラップ手術を行い経過を観察します。
また、歯周ポケットは6mm以上になり、歯の根っこも露出するため、失われた骨や組織を回復させる再生治療(エムドゲインやGTR、骨移植など)も行います。

歯周病治療の流れ

丁寧なカウンセリングと担当衛生士による治療を行っています。

カウンセリング

治療前に、まずは病状やライフスタイルなどをお伺いします。モニターに画像を写し、検査結果や治療方針を患者さま目線で分かりやすくご説明いたします。

歯周基本治療

ブラッシング指導

歯周病治療の基本は、適切な歯磨き(ブラッシング)です。 患者さまのお口の状態の些細な変化に合わせ、担当の歯科衛生士が歯ブラシ・フロス・歯間ブラシなどを使った効果的なケア方法を指導します。

スケーリング

超音波スケーラーや手用スケーラーと呼ばれる専用の器具を用いて、セルフケアでは落としきれないプラークや歯石を1本1本丁寧に取り除いていきます。

ルートプレーニング

スケーリングでは除去しきれない、歯の根っこに蓄積されたプラークや歯石を除去する治療です。
歯の根っこの状態に合わせて適切な治療器具を選択し、歯石やプラークを徹底的に除去していきます。また、歯の根っこの表面を滑らかにすることで、プラークの再付着を防止します。

定期検診とメンテナンス

生涯お口を健康的に保っていくには、セルフケアだけでなく、歯科医院でのメンテナンスも必要です。
当院は歯科衛生士の担当制を採用しているので、患者さまのお口の些細な変化にいち早く気が付くことができ、早期発見・治療をすることができます。
約3ヶ月に1回、歯科医院でプロによるクリーニングを受けることで、ご自身では落としきれなかったプラークや歯石をしっかり取り除くことができます。定期的にメンテナンスを受けて、歯周病をはじめ、あらゆるトラブルから歯を守っていきましょう。


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